東京5405人 新型コロナ 感染確認 5週間前の感染者数は1271人
東京都内では20日、5405人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認され、初めて3日連続で5000人を超えました。
自宅で療養している人は2万6000人を上回り、19日よりさらに2000人余り増えて3日連続で最多を更新しました。
東京都は、20日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて5405人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
過去最多の5773人だった1週間前の金曜日より、368人少なくなりました。
ただ、都内の感染確認は18日に5386人、 19日は5534人で初めて3日連続で5000人を超えました。
20日までの7日間平均は4721.9人、前の週の113.6%で、感染の急拡大が続いています。
20日の5405人の年代別は、10歳未満が303人、10代が518人、20代が1686人、30代が1080人、40代が891人、50代が562人、60代が174人、70代が102人、80代が64人、90代が23人、100歳以上が2人です。
感染経路が分かっている2094人の内訳は、「家庭内」が最も多く1461人、「職場内」が229人、「施設内」が79人、「会食」が58人などとなっています。
このほかには、20代の男性が友人5人で沖縄を旅行したあとに感染が分かったケースや、50代の男性が知人とゴルフに行ったあとに感染が分かったケースなど、お盆休みの旅行や帰省に伴うものが報告されているということです。
都の担当者は「災害レベルの感染状況が継続している。今の状況をあらためて自分事として捉えていただき、あすとあさっての週末もステイホームをお願いしたい」と呼びかけています。
東京パラリンピックの関連では、日本人の組織委員会の職員と業務委託の事業者、外国人のメディアと業務委託の事業者の、合わせて4人の感染が確認されました。
これで都内で感染が確認されたのは、30万人を超えて30万2796人になりました。
一方、20日時点で入院している人は、19日より19人減って3845人となりました。
「現在確保している病床に占める割合」は64.4%です。
都の基準で集計した20日時点の重症の患者は、19日より1人減って273人で、重症患者用の病床に占める割合は69.6%となっています。
重症患者の年代別は、10代が1人、20代が3人、30代が18人、40代が49人、50代が117人、60代が57人、70代が21人、80代が7人です。
このほか、自宅で療養している人は20日時点で2万6297人となり、過去最多だった19日よりさらに2125人増えて、3日連続で最多を更新しました。
また、都は、感染が確認された50代から70代、それに90代の男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。
このうち70代の男性はがんを患っていて、感染が確認されてからも家族の希望で自宅で療養を続けていましたが、今月14日にがんのため亡くなったということです。
第5波に入って、今月、自宅療養中に死亡した人は、都によりますと、これで8人だということです。
20日の7人を含めて、都内で感染して死亡した人は2365人になりました。