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地球温暖化と未知の感染症の関係

洪水や森林火災の頻発など今、新たなフェーズに入り、人類生存の危機となっている温暖化の現状とは?

2020年は産業革命前から1.2℃上昇し、史上最高を記録。グリーンランドの氷床が大量に溶けて、その水を東京23区に注ぎ込んだとしたら・・スカイツリーを超え、水位は800メートルに。
温暖化で森も焼け野原に。コアラやカンガルーなど30億匹以上の動物が犠牲になったオーストラリアの山火事など、2020年、世界で焼けた森林の面積は日本列島の1.7倍の広さに及ぶ。
さらにシベリアでも異変が。北極圏で38℃という異常な高温を観測。数万年にわたって溶けなかった永久凍土が溶けて発見されたのは、脅威の増殖能力を持つ未知のウイルス。温暖化で「古代の病原体が人類に新たな感染症の流行をもたらす可能性は高い。永久凍土は、まさにパンドラの箱」だと科学者たちは警告する。

ポツダム気候影響研究所のヨハン・ロックストローム博士も、「今、私たちは人類の未来を左右する10年にいる。残り時間はわずかで、緊急事態の真っただ中にいる」と訴える。
甚大な被害を避けるためには、平均気温の上昇を産業革命前から1.5℃に抑える必要がある。
私たちに求められているのは、温室効果ガスの排出を2030年まで半減し、2050年には実質ゼロにすること。未来への分岐点、2030年まであと10年・・・。

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