Go Toキャンペーン受託団体が二階幹事長らに4200万円献金
去年7月22日にスタートした観光需要喚起策「Go Toトラベルキャンペーン」。この事業を1895億円で受託したのは「ツーリズム産業共同提案体」なる団体だ。この団体に名を連ねる観光関連の14団体から、自民党幹事長の二階俊博氏をはじめ自民党の議員37名に対し、少なくとも約4200万円の献金が行われていることが「週刊文春」の取材で分かった、というのだ。
「ツーリズム産業共同提案体」は、全国旅行業協会、日本旅行業協会、日本観光振興協会という3つの社団法人と、JTBなど大手旅行会社4社で構成される。加えて全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本旅館協会といった宿泊業の関連団体が協力団体として総計14団体が参加している。
さらに驚くべきことに、二階氏は
1992年から30年近く全国旅行業協会の会長をつとめているのだ。
自民党の幹事長であり二階派の頭である人物が、おそらくGo Toトラベルキャンペーンを強行に押し進めたことは想像に難くない。
業界団体と癒着し族議員のるつぼと化した政権与党自民党。
国会中継を見ていると、族議員たちが一見国民の代表っぽく見せているけど、実は業界団体のためにやってます大会に見えてくる。
まさに何でもありの末期症状だ。